出すことの重要性 その2

Pocket

今回は前回の続きで出すことの重要性について。

食事や便の考え方でしたが盲点だった方は多くいらっしゃったのではないでしょうか。
物理的、構造的な記事でしたが、今回は意識面になります。

倦怠感のお持ちの方、ストレス耐性の低い方や神経過敏の方などはあてはまりやすいかと思います。

【過去の出来事に対してのイライラ】【今の出来事に対してのイライラ】
前者は既に過ぎていることで今起こっていることではありません。
自分の記憶や、当時の怒りが感覚として上ってきているケースもあります。

過去の自分自身に囚われ過ぎないことがとても大事です。神のように「相手を受け入れる」といった感覚ではありません。

思い出したくない出来事や記憶は誰もがお持ちだと思いますし、大変苦しい状態でもあります。

そんなときは、このやり方を取り組みましょう!

【思い立った時にまわりに感謝し、自分にその出来事を与えてくれた縁に感謝】するのです。

あれがあるから今が在るといった感覚です。これは全てを+に転じさせる技法のひとつで、とても有効です。

マイナスの意識面は頭のなかに残しておくとどんどん増幅していき、将来の自分の行動や思考を縛ってしまいます。(過去の自分の頑ななこだわりや意識が現在の肩こりや腰痛になっている方は実際にとても多いです)

【あのときの縁にありがとう】と、それだけです。

あのときの自分はこうだったとか、相手はどうだったとか、関係性はどうだったとか、そんな分析は必要ありません。それすら苦しいだけですから。
【ありがとう】でリセットされます。

また、当時のイライラのエネルギーがマイナス100だとしたら、+200のことをして帳消しにしましょう。引きずりすぎているとマイナス100からマイナス200と、育っていきますから、どんどん自分が苦しくなります。まだ残っているな、と感じたら更に+のことをしていくのみです。

単純に説明すると
吐き出し口=ストレス解消
です。

+のことというのは、【時間を忘れて没頭できること】【心地よいということ】です。

・愚痴を言う
・誰かに聞いてもらい第3者の意見を伺う

・とにかくなにも考えなくていい時間を設ける

・なにかに集中する

といったストレス解消がお勧めです。

気の合う仲間がいなければ、お金を払って愚痴を吐きにいく方もいらっしゃるでしょう。これは人それぞれです。溜めないことが大事です。

ちなみに私は専らカラオケ!運動!とにかく寝る!に尽きます。

【今の出来事に対してのイライラ】
これに関してはその環境から身を引いて距離を取るか、一旦冷静に客観視し、自分と他者をスキャニング(言葉を捉えるのでなく、他者の雰囲気や想いを捉える感覚)します。他者の本当に伝えたいこと、自分の伝えたいことが感じて見えるときがあります。客観視ができずにお互いがヒートアップして口論になったり、どちらか一方的に突っかかっていった状況などは、あとから思い起こしてみると人の思い込みや意識のすれ違いや思いやりの欠如など、笑い話のネタになったりするものです。そういったご経験がお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

その日の夜に暴飲暴食や他者を悪者扱いをするのは控えましょう。これ自体が実ははじめの【過去のイライラに縛られる】という典型例になります。

自分自身のストレスの尺度や、どれだけのものに耐えうるかなどは千差万別ですが、吐き出すことをこまめにできると日々の生活の質はより高められ財産になっていきますよ。

 

【10溜まったら10吐き出す】

【100溜まるまで我慢しない】

 

といった具合です。

 

最後までご覧頂ありがとうございました。

当院のHP


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です