池袋へ出張治療

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施術処へ来られない方向けに出張治療をしております。

  • 歩けない
  • 悶絶していて動けない
  • めまいが激しい
  • 寝たきり
  • その他、外出が難しい方

上記の方には喜んで出張治療をします。施術費+交通費を頂戴しておりますが。

また、地方から仕事で都内出張に来られる方に対しても出張治療してます。その場合はお泊りのホテル、または近場のレンタルサロンなどを使って治療してたりします。

先日は池袋へ出張へ伺いました。

  • 右手の指先を動かすのも痛い程の肩こり
  • 整形外科にも行ったが以上なし
  • 呼吸も苦しい

とのことでした。視診、空間、神経チェック、簡単な触診を。

視診

  • 息があがっている
  • 眼の焦点がずれている
  • 手の震えが見える
  • 足がすっかり抜けている

空間

  • クライアントの左側が薄くひ弱
  • クライアントの右側の上あたりがひどく歪んでいる
  • パーソナルスペースが冷たい

神経チェック

  • 掌を伸ばす痛み→8
  • 掌を縮める痛み→8
  • 回内の痛み→1
  • 回外の痛み→1
  • 肘屈曲の痛み→3
  • 肘伸展の痛み→3
  • 挙上の痛み→8
  • 頭部右外旋→5
  • 頭部左外旋→5
  • 頭部右則屈→6
  • 頭部左則屈→6

こりゃまずい

いつもどおり、笑い話をふっても笑ってくれない。愛想笑いにもほどがあるってくらいの反応。久々のヤバさを感じましたね。

こんなに急変するのには訳があるし、上の段階にいくにはまだ先だと思ってました。

心臓なにかにつかまれてんかな?と思い、そこにアクセスしてみる。どす黒いなにかがいました。

慣れない喧嘩とかしたんですか?ときいてみる。すると、

「セガレが詐欺にあって・・・」と。はなしてくれました。

人生はじめてのご経験となれば脳も身体も活発化して治癒するはずなのに、この手のものは色んなものを壊しますね。寝耳に水は身体のバランスを壊します。寝耳に爆弾レベル。

クライアントさんは60代。積み上げてきた息子さんとの思い出や教育、様々な面での関係性を否定してしまっていたようです。

どちらかというと、罪悪感。「私の教育が間違っていた」と、強く思い込んでしまい、崩してしまいました。

この方は責任感が強く、「おれが家族を支える」「おれが幸せにする」という人柄。愛が強いのです。

ただし、なにごとにも弱点はある。地上に建てた柱が愛によって支えられるが、ななめ上からくる衝撃にはめっぽう弱いのです。

息子さんの仕事の悩み、結婚、生活面などの衝撃には耐えられていた。しかしどの人も通る道とはいえない衝撃が突然きてしまいこの症状に。

自分で自分を責めてしまい、体内がまるで戦争を起こしたかのような状態に。

喧嘩どころの騒ぎではないわけです・・・

精神と肉体は切っても切れないものなので。お互いに影響しあっているのです。今回は精神から肉体へ悪影響がきてしまったようです。

いつもどおりにやれることをやるだけ

事情も症状もある程度理解。

戦争で苦しんだ人を救うことは大事だが、その前に戦争を止めることです。

戦争さえ止まれば、勝手に癒えますから。

この方のケースで言えば、精神が分裂し自己否定が悪夢を作り出している。もともとひとつだったもの(思想、考え)が分裂し互いを攻撃しあっているので、そこさえ収まればなんとかなるだろうと。

いつもどおりの私の施術開始です。こちらが焦ってもなにも意味がないどころがかえって容態を悪化させちゃうので、普通に。気楽に。

40分の死闘!

やってもやってもびくともしない戦争・・・しかしふと沈静化しました。戦争というのは互いが同等の力量だからはじまるのです。(陰謀は無しにして)

でも、戦争をしているところに新たな勢力が来ると?

分裂① VS 分裂② VS 新たな刺客

①も②も今いっぱいいっぱいなのに新しいやつが来たとなると更に大変。そこで①も②も共闘しようとします。

一緒に刺客を倒して、それからまた①と②で喧嘩しようとなります。

このバチバチの両者がこっちを見たとき、施術者側も割りとエネルギーをつかうものです。喧嘩の仲裁に似ていて、仲裁側が強ければ強いほど一瞬で騒ぎがおさまります。(例外もあるけど)

なかなかこっちを向いてくれなかったので色んな技を出しました。えさみたいなイメージですね。

①② VS 施術者 となったところで、実は私の目的は終えています。

あとは私が①②がくっつきやすくなるよう魔法をかけて・・・笑

負傷者へ癒しの手を

分裂したものが統合し、統合していたことを思い出してもらって。一応これで戦争は一区切りついたので、今度は負傷者に目を向けます。

負傷者すべてに治療してもクライアントさんの治癒力を奪うだけです。8割だけ治療させてもらって、残り2割は自分でやってね♪といったところ。

ものづくりでもなんでもそうですが、最後の最後に気持ちのいい想いをさせてあげるというのは大事です。達成感を持たせることは教育者やコンサルなどと我々も同じ。

10割治すことよりも、最後の2割を自力で治したことによって、自信がつくしなによりもたくましくなります。こうすることでちょっとやそっとのことでは崩れなくなりますし、また同じことがあっても治し方を知っているので自分で治癒できます。

なんとか正気をとりもどしてくれた

はじめにいろいろなチェックを5分ほどでしてましたが、そのどれもが時間が経つにつれ正常になっていったのは快感です。

クライアントさんも、これで普通に前どおり生活できると言ってくださいました。後日またぶり返したり、症状が消えないとなると改めて施術します。

治療家冥利に尽きます。

おわりに

初の臨床記事です。いつもファンタジックな世界で施術している私です。説明しても理解してくれる方もいれば、はなしきくのも面倒だという方もいれば、この話をききたくて先生に頼んでますという声もあります。

人によってはファンタジー、超リアル(経験、今)、会社、学校、学問、闇、神仏などで話をしてます。

施術中の言葉はよりわかりやすく伝えられるよう、より精進いたします。

この臨床記事も自身の身体の理解に助かるように書いていくつもりです。

PS 池袋へ久々に行きましたが、半年で随分かわるなあといった印象。季節はずれのイルミネーション!(上画像)

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