こちらの立禅を4ヶ月達成できました。しかし4ヶ月目を越えたころに、とあることをふと思いました。
- 時間(数)は関係あるのか?
- 形は関係あるのか?
- 朝にやってもよいのか?
主に上記です。こちらを深堀りします。
時間(数)による意識の束縛
今までは「必ず毎日1時間以上はこなす」と目標立ててやっていました。これはある意味、時間だけに意識が向きがち。
筋トレや勉強と同じ。それをやる前には、「○○ができるようになるために筋トレをやる!」→「そのために筋トレを何回やろう」と決める。しっかり目的と目標が一致している状態。
はじめはモチベーションも高く生真面目に取り組む。しかし、期間が伸びて慣れが入ってくるにつれ回数や時間だけを確認し、やった気になってしまう。きっといろんな方が経験していることでしょう。
回数をこなすことだけを目的としてなあなあになってくる。そうなると目的と目標が逆になってしまい、自身のためにならないだけでなく時間の浪費に発展していく。
自分自身、立禅を時間で区切って取り組んでいました。「今何分くらい経っただろう」「あと何分だろう」という余計な頭が働いている時点で鍛錬にはなっていないだろうと思う。頭が働くということは、少なからず身体が抜けている状態になっているので、鍛錬の質は落ちるだろうなと。
そして今月はじめくらいからはあまり時間を決めずに取り組むことに決めた。
今までは「1日1時間必ずやる!」という意識。今月からは「暇さえあればやろう!」としました。
時間や回数を意識せずにやるというのはとっても気が楽です。気が楽だからこそ身体の内側の反応を純粋に読み取れる。この意識状態で行ってからは、より身体の鍛錬具合が上がった気がします。そして強くなっている実感もある。
なにも意識していないからこそ湧き出てくる反応はあるので、それを感じるのが立禅なのかもしれない。
※もちろん意識して取り組むことも大事ですよ!
形=見た目=外部=表面
立禅には何種類か形があります。私の場合は下記のやり方。
- 腰を地面に対し垂直に落とす(下腿が密になる高さ)
- 腹の球を感じる(丹田を中心に下腹部全体を球に捉える)
- 胸椎、肩甲骨、上腕、前腕手部の張力を一致させる
- 身体前面に見えない球を抱えている状態をつくる
主にこんな感じ。同時進行で、下記を実践
- より疲れない位置を探す
- 吸気を早く、呼気をゆっくり
- 腰椎から下半身を地面に押し付ける
- 胸椎から上半身を天に伸ばす
- 胸部と背部の張力を揃える
- 空間の4隅を観察する
これをひとつひとつ丁寧に確認しながら実践していました。
これからは、なーんにも意識せず取り組んでみようと思います。意識しているということは「自分の見たいところだけを見る」ようなもので視野が圧倒的に狭くなります。
形だけにこだわると、表面だけの反応になることもあったりします。しかし形から入るのは、重要です。それがないと間違っていることも気付けませんし次の段階へもいけません。
見た目を気にしている状態なので、身体の反応も【表面→深部】となります。
理想は【深部→表面】です。
立禅は身体内部のリアルタイムを認知、知覚することができます。さらに、どう進んだか?なぜこうなっているか?などの感覚を味わえます。
流派?によっては、禅問答を自身に永遠に繰り返すところもあるようです。
行事も雑念となる?
朝一にいろいろな鍛錬、立禅を行っていました。朝一にやるからこそ、スイッチが入り正しい使い方で日常を過ごせるだろうと。
午前中の用事、午後の用事があるのは当然のような毎日。
立禅中に、「立禅が終わったら、次これやってあれやって、それが終わったらこれで・・・」となってしまっていました。これは完全に雑念だし、鍛錬の質を落とす。
朝一でやる場合にはこういった精神状態にならない人であれば問題ないのでしょう。
これからは、一日のすべての行事を終えた寝る前にも取り組もうかと。
朝と夜でやるタイミングが変われば、それだけで結果はまた変わってくるだろうから。
おわりに
ようやく4ヶ月終えました。はじめたときから半年はいろいろな変化があることだろうと思っていましたが、とにかく嬉しい変化ばかりです!笑
いままでやってきたやり方があったからこそ、次のステージが見えました。意識して取り組むことをやってきたので、これからは意識せずに取り組みます。
まあまた、無意識のやり方が慣れたら慣れたで次のステージが見えるはずなので、またそのやり方を壊さないといけない。それも楽しみながら実践します。
身体が変化したら、それに応じて他のすべてのことも変化していきます。変化せず滞っているところには違和感や消失感などが出現。
それは自分自身の身体だけでなく、生活習慣、人間関係、仕事、お金、すべてが必ず変化します。
このプロセスがたまらんのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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