読書の効用

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今回は読書について。

読書には【頭の回転率の向上】【知識を得られる】【読解力を上げる】【文字の芸術に触れられる】【痴呆、認知症予防】などが一般的な効用です。これだけでも十分な栄養剤となり、好きな方はガンガン本を読みます。

しかし読書が苦手な方や飽きてしまう方は多くいらっしゃると思います。

「時間がない」「目が疲れる」「イメージが疲れる」「今読んだはずなのに、忘れた」「読むには気力がいる」

といった方々に向けた記事になります。

「本を読むとどこか頭が賢くなりそう、でも私はそんなことより人と会ってもっと楽しいことをしたい」とお思いの方、あなたはなにをしているときが楽しいですか?頭を使うことより身体を動かしている方が楽しいですか?

これは所謂、その人の性分ですから私から突っ込んでとやかく言えた立場ではありません。が、今のその【楽しい】という感覚が読書によってもっと上がるとしたら・・・【人と遊ぶ】ということがもっと楽しく感じられるようになったら・・・

【読んだ本の知識や、関心、感銘+楽しさの広がり、楽しさの増加】

がセットでついてきます。お得です。

【幸福】と結びつきの強い、【楽しい】はとても重要な感覚です。

【身体を動かすのが楽しい、人と会っているのが楽しい】

という感覚がより楽しくなったら、当然ですが、より幸福度があがりますよね?

どういうことかと申しますと。

読書は身体に関してもたくさんのいいことがありますが2つだけに留めます。

・眼球のストレッチ

普段私たちが現実のもの見るとき、ものすごい速さで眼球が回転し目標物や対象物を捉えます。目は脳の一部が飛び出た部分で、【距離や色彩を瞬時に把握するというものすごい機能をもっています(ver1)】。しかし早い動きだけを見ていては眼球も脳も疲れてくるものです。本を読むということは目と本(対象物)の【距離が一定に近く、色もある程度固定されている、ゆっくりと一定の速度で目を動かしていく (ver2 】わけですから脳に対しての負荷は違ったものになります)。その間、(ver1)は実は休憩しています。

読書の前と、後では、見えやすさも変わっているはずです。休憩を終えた(ver1)がしっかりと働きます。ハッキリクッキリ見えていると、成功です。気分も上がり、より楽しく過ごせるはずです。

ぼんやりとしか見えなくなった場合は失敗です。読書時間が長すぎたか、体勢が悪いか、目力が強く文字そのものに焦点を当てすぎているか、ということが起こっている可能性があります。リラックスして眺めるように読書しましょう。

・縦書きの場合は身体の縦の動きが整う

重力は絶対的で最も直線的な力になります。【縦の動き】というのは地球に発生している重力に順応する力、拮抗する力です。人間の身体は縦長にできており、縦全体の連動ができているか(重力に順応し従う感覚)、連動が途切れているか(重力に順応しているところと、重力に背いているところというふうにバラバラな状態)で身体能力に天地の差が生まれてきます。

縦の連動さえ確保できていたら、身体は痛みや辛さはそうそう出ません。

実は読書をすることにより身体の縦の連動も整うのです。これは試してみると早いです。

1 目を開けて足踏み

2 目を閉じて足踏み

3 呼吸を整えてから縦書きの本を数行読む

4 目を閉じて足踏み

はい。2が指標となります。【ふらつき度合い】【立ち眩み度合い】【同じ場所で足踏みできたか】をチェックしましょう。3を終えて、4はいかがな結果になりました?

すぐ整う方も、10回程度繰り返して整う方も様々です。是非チェックしながらやられてみてください。

いかがでしたでしょうか。

読書と身体の関係は、面白いですね。

読書も読みすぎたり距離が近すぎたり部屋が暗いなど、やり方によっては逆に悪くなったりもするので、注意しながら楽しみましょう。

最後までご覧頂ありがとうございました。

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