古武術、歌舞伎、舞、ダンス等で見られる基礎動作です。
自分の身体でなにを一番感覚して過ごしているか。なにをもって世界を捉えているかによって身体の動きは変わります。
これはある意味、クセであり歪みであり色です。自分は自分であなたはあなたなので、ここには社会的な善悪もなく誰かと比較する必要もありません。
「筋肉がすべてだ」と訴える人は最近かなり多いです。筋肉に頼って成功体験がきっとあるのでしょう。
筋肉は筋トレをやればやるだけ増えていき、見た目にも表れやすいです。視覚優位な人が圧倒的に多い現代なので、筋トレ信仰が育つのも必然。
筋トレのメリットは確かに多くあるので、おススメです。
- 見た目を変えたい
- 根性をつけたい
- やせたい
- ストレス解消
- 悩みを消したい
- 強くなりたい
- モテたい
- 疲れづらくなりたい
- 健康になりたい
サッと挙げてみるとこんな感じ。まだっまだありますよ。筋トレは万能。
しかし、【○○に最適!】と必ずしもなるわけではありません。目的がはっきりしているのであればそれの最適を探し、実践していきましょう。
すっと軽く身体を動かす
前置きが長くなりました。なにを伝えたかったかと言うと、【筋トレを意識している人は筋肉主体で身体を動かす】ということです。
これは、疲労がたまりやすいですよ~!と言いたいのです。メリットがあるのもにはデメリットがセット。筋トレを意識している人は、筋肉に依存します。後にすべてを筋肉で解決しようとなります。それもありだけど・・・笑
しかしだからこそ疲れやすい。エネルギーを大量に使う。身体が重い。となる。疲れやすい身体を自ら作っているようなものです。
生活を楽に過ごしたい人には関節(骨)を意識することをおススメします!
以前下記のようなツイートをしました。
🌲関節に隙間をつくる🌲
— 身体の治し方.com@初心者ブロガー (@seitaiinryuusui) August 21, 2019
例えば手首。親指側にある橈骨、小指側にある尺骨と手関節の舟状骨、月状骨を少し隙間を空けるように動かしてみる。
関節間の隙間ができるとそれだけで圧力が抜け、楽になる。
腱鞘炎の方や○○肘をお持ちの方に有効。
関節を意識して動かすときには、筋肉は最小限しか動きません。ここがミソ。
筋肉主体の場合→10の力を出力し続ける。
関節主体の場合→10の力を入れたら、10の力は入っているが、出力し続ける必要がない。
下記は端的なイメージ
筋肉→電気が切れないように常に発電をしている。
関節→一度スイッチを入れたらそれっきり。
これは感じてもらうほかないかなと思います。関節を意識し骨が使えている状態では筋肉は最小限しか使われません。すっと動かせるわけです。さっと身をさばけるようになるわけです。
これが達人になっていくほど、筋肉の無駄な力がなくなり動作効率が高まります。力が抜けていくと今度はなにが起こるかというと、脳の処理能力があがっていきます。さらに追求に追求を重ねていくと・・・
考えるな、感じろ
武術家
自然と同化するのみ
忍者
やろうとした瞬間にすでにできない
僧侶
神の一部でないものは私の一部でもない
詩人
右を見ながら左を見ろ
哲学者
矢沢、さいこうにきもちいいです
歌手
運もあって身体の術をマスターしていくとこんな領域にまで。名前は伏せました。
すごいですねえ。その世界では超有名人のメンメンになります。私にはあと500年かかっても難しいでしょうねえ。身体の鍛錬はやり方を間違えると意味があまりありません。うまくいって運も重なると身体の機能が上がり神に近づいていきます。
その世界の神の言葉を並べてみました。
関節を動かすということを深堀していきます。
関節の動きを知り、感じ、反復するだけで筋肉や身体のバランスは整う
身体にはざっと200~210の骨があり、関節の数は260~300あります。(学問によって数え方が変わる。また人によってもある骨ない骨がある。関節もくっついている場合とくっついていない場合がある。)
肝心なのは、チェックです!チェックするだけでいいのです。チェックしたら整うし、チェックしたら能力向上します。チェックし続けていたら日常の中に溶け込んで無駄な力を使わないで過ごせるようになりますから。チェックしまくってください。
目的別に変わっていきますが、ここは私の主観です。ご参考までに。
- 健康、養生、瘦身を目的とするならば、14の関節をチェック。
- 生きやすさを向上させたいのであれば、21の関節をチェック。
- 特定の身体操作が必要な場合は、その他の関節すべてをチェック。
ここではまず上段の14の関節チェックのみ扱います。
全身運動の主要な関節チェック
14の関節を挙げます。
- 足首(左右)
- 膝(左右)
- 股関節(左右)
- 肩(左右)
- 肘(左右)
- 手首(左右)
- 顎
- 首
解剖学、骨格系のページ。骨はこんな風になってます。イメージしてみてください。
当記事が長くなりすぎそうなので、チェックの仕方記事は後日アップします。
骨(コツ)をつかむ
仕事やスポーツで、特定の身体操作が必要な場合にはコツをつかむことが鍵となります。
コツをつかむまでどれくらいの期間がかかるか?またどれだけ反復して精度を高めていくか?コツを掴んでしまえば後は楽ですね。
なれない動作というのはどうしても過剰に力が入り、無駄に動きがちです。これは筋肉が動きすぎていて、骨が動いていない証拠です。
もともとはコツをつかむというのも、無駄な筋肉を最小限にして骨を最大限に使えている状態を指します。歌でも家事でもなんでもそうなんですけどね。
骨の使い方が分かったときには無駄がなくなり、【コツをつかむ】と表現します。
コツ自体もレベルが何段階もあるので、慢心せず追及していきましょう。なにごとにも言えることだと思います。
おわりに
筋肉信仰が特に強い現代です。筋肉をつけてなにをしたいのか?が明確が人は問題ありません。
メリットにはデメリットがつき物です。筋肉がある程度ついてきて、当初の目的を達成できたなら今度は骨(関節)を意識してみましょう。
骨が使えるようになってきたら、動くのがより楽しくなってきたり、生活が楽になってきたり、身体がより健康になってきたりと、いろいろな循環が起こります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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