先日、友人と高尾山へ登山に行きました。
高尾山は訳あって50回ほど登っており、入門向け登山は卒業していたつもりでした。
しかし、相方は登山初心者。アクセスの良い高尾山に決めました。
登山を工夫する
私は普段、丹沢や南アルプスの中級者向けの登山を楽しんでいます 。
今回、せっかくの登山だったのでがっつり鍛えました。
その工夫がこちら。
見るからに変人!?
友人にも失笑され、すれ違う登山者に失笑され続けました。
せっかく行くのだから、鍛えないと。
これで高尾山2往復分のエネルギーは使ったのかなと思います。
- マスク着用
- ウェイトベスト
- ウェイトベストの中で両手を縛る
これだけ身体に負担をかけての登山ははじめて。
マスクをすることで心肺機能の底上げになる
マスクのメリットとしては、心肺機能の底上げです。
普段の生活での、一度の呼吸で取り込む酸素の量を減らします。肺はびっくりしていつもよりも効率良く、全身のガス交換をせざるを得ません。
普段の肺の状況を、強制的に変化させることで肺まわりの歪みの解消となります。
またポンプと、ろ過装置である心臓も同様です。
心拍数の爆上げさせることで心臓まわりの歪みを強制的に解除せざるを得ません。
心臓がやわらかく、強くなってくれることにより全身の血管の機能を上げます。
血管の歪みを取ることで、すみずみまで血液が流れる状態をつくります。
格闘家やアスリートも、時短トレーニングとしてマスクを着用しての運動を取り組む方もいらっしゃいますよね。
呼吸器系、循環器系の双方に異常がなければ、マスク着用トレーニングをしても良いと思います。かなり効きますよ。
ウェイトベストの着用で全身の歪みを取る
ウェイトベストは登山家、アメフト、自衛隊などの方のトレーニングでよく利用されます。
身体の重さを増すことで下半身の歪みを取ります。上半身が不安定だと、下半身も不安定になります。逆に上半身が安定していると下半身も安定します。
ウェイトベストを着用することで、擬似的に上半身の安定状態を作る。
↓
上半身の擬似的安定を元に、下半身が安定する。
↓
下半身が安定し、上半身も安定する。
身体って面白いですね。
歪みが取れるということは、関節にかかる荷重が正しい位置になるということ。
正しい荷重になると、筋肉や靭帯は過度に緊張する必要がないのでブワっと緩みます。
関節が正しい位置に戻り、今度は骨の中が循環し、骨も効率よく使えるようになります。
両手を縛ることで、意識を体幹と下半身へ
両手を使えなくすることは、下半身を充実させます。
私たち現代人はどうしても、手を緊張させ頭に血をまわし日常を過ごしがち。
足に血液が充実し、頭の血はからっぽというのが理想ですが程遠いです。
手や頭の緊張があることで、交感神経という興奮に作用する神経を作動します。これは相対的に副交感神経という抑制に作用する神経が弱まるということ。
手や頭の緊張がとんでもなくヒートしてしまうと、睡眠の質も下がる。疲れもぬけない。倦怠感に支配される。
この切り替えをするためにも有効な両手縛り。
この状態を作ることにより、歩くときにも緊張してしまいがちなガチガチな手を緩めることにつながります。
手の緊張が抜けると、体幹と下半身に血液が循環しやすくなり意識も落ち着きます。
結果正しい身体の使い方になるので、最高です。
※余談ですが、手錠は犯人の抵抗を極力抑制させるためにあのカタチでもあります。(手首と手首を合わせることで手の緊張を抑制させる効果がある)
歪みを自身で取ることは快感
自分自身で歪みを取ることは、とても難易度が高いです。それは、【身体にとって、歪むことが最善だからこそ歪む選択をした】過去があるため。
ある意味、自己否定の種類に属される感覚です。
しかしある意味では、達成感、幸福感、全能感といった感覚があるのも確かです。
歪みを自身で作り、自身で壊す。
↓
より効率を目指した身体の使い方へ。
身体のパフォーマンスを高めたい人にとって、歪みが取れることというのはたかが目的達成のための通過点です。
これを重ねることで、その人の目的達成に近づくので、目標が高い人は割りと身体の使い方が綺麗だったりします。
癖をとことん取っていくことで、自身の能力は勝手に上がっていくのです。
しかし、自分自身で作り上げてしまった歪みの癖を自身で克服することにはかなりの労力、根気、時間がかかります。
それらを省略するためのひとつの手段として【整体療法】があるのは事実です。
身体を整えることは、必ず目標や目的に近づくので、ぜひともご体感いただきたいですね!
下山後は心身の歪みから開放され心地よくなった
今回はいままでやったことのなかった3連コンボを実践しました。
- マスク着用
- ウェイトベスト
- ウェイトベストの中で両手を縛る
とんでもなくキツかったですが、歪みが取れていく様が快感でした。いつも登っていた高尾山が、鬼の山のように感じましたよ。
下山後には地に足が着き、頭も空っぽ。身体がほぼ反射の機能だけで動いていましたよ。
この状態が維持できると最強なので、私はこの3連コンボを毎日のトレーニングに混ぜようと思います。
登山も日常も、工夫次第でとても楽しく過ごすことができますね。
だんご界のロールスロイス
高尾山へ登山する機会があれば、だんごを食べましょう!
ロープウェイで登った先に売店があります。その一角にだんご屋さんが。
わが地元、秋田県の伝統食「きりたんぽ」に使われる【くるみ味噌】が使われております。
とってもおいしいので、是非食べてください。
そして一緒に付き合ってくれた相方に感謝です。
また、歩荷さん、トライアスロン競技者、アルパインクライミングの先人方、修験道の方、真言宗の方々を心から尊敬します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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