今回は【立つ】ことについて。
立ち上がるときに疲れる、立っているだけで疲れる、歩くと疲れる、立ちながら仕事をしていると疲れる、などのお悩みの方は是非ご覧いただけたらと思います。
皆さんは立つことができますか?立ち続けることができますか?
立つというのは、足で身体を支えることですが他の意味も考えてみます。
普段何気なく立っていると思いますが、立つということはひとつの完成を表し、また次への出発点という意味も成します。
・家の扉を開ける際には立ち止まり、家を出て職場や目的地などに向かう道中には歩き、信号が赤の際には立ち止まり・・・
・目的地、終着点を示すために、旗を立てる・・・
・腹が立つ、目立つ、角が立つ、うわさが立つ・・・など。
【立つ】というひとつの言葉だけで様々な意味や解釈があり、人によってはこれだけで何時間も自然と会話を続けられるような面白さがありますね。
【立つ】というのは基礎中の基礎であり、究極でもあります。人間関係、武道、スポーツ、仕事、遊び、仕事。【立つ】ことができればこれらの精進は可能ですし、誤った道へ反れたときにも冷静な判断で戻ることも可能です。
『当たり前だろう、立たないと移動できないだろう』という声が聞こえくる気もしますが、【当たり前】から気づけることや学べることは山ほどあり、【常識】は一番の教師にさえなりうると思っております。
・立ち上がるということ
これは行動の初歩であり身体にONのスイッチを入れていくようなものです。床や地に足が着く→膝が伸び上半身も連なる。
・立つということ
スイッチはONになった→「さあどこへ行こう」
・ただ立つということ
スイッチがONになった→「目的ができるまでこのままにしよう」(アイドリングのように静かな感覚。スイッチをONのまま、トーンを下げていく)
・立ち続けるということ
大地に根を下ろし、地球と完全に一致された大木のような様。影響を受けずに、逆に影響を与えるような立場。
身体には全ての状態が反映されています。身体が痛い、辛い、普段の日常で行き詰まったなどの場合、【立つ】ことを意識して行えば改善される問題も多分に潜んでいます。
上記の4つのなかで一番簡単で皆さんが実践しやすいものは上から2つ目の【立つということ】です。
やり方はとても簡単です。
1、一人で行う。スマホやテレビやPCの電源をOFFにする
2、深呼吸をし、立つことが楽な姿勢を随時とる(関節の角度や頭の位置など)
のみです。
これは弛緩方のひとつなのですが、立っているだけって簡単ですよね?
じわじわと、血液が巡ってきたり、呼吸が楽になってくることを確認してください。なにも身体の変化が確認ができなかった場合は根気よく続けてみるか、睡眠を多くする、運動をするなどしましょう。
関節へ正しい加重がかかり周りの筋肉の硬縮が緩む・ 体中に血液が巡る・ 気持ちが落ち着く・呼吸が整う・ 視野が広がる、といった効果があります。
周りに人がいたり、スマホやテレビPCがONの状態だったりすると気が散って効果が激減しますので注意です。また、不慣れなことを自力で長時間するのは身を滅ぼすので、時間を決めて取り組むのが懸命です。
1分でも集中して【立つ】ことに集中できれば、気持ちのリセットや身体のリラックスに効果的ですよ。これだけでも1週間、1ヶ月、1年と続けていくことができれば、強靭で綺麗な足へと変貌を遂げることと思います。また、人間関係に悩まなくても済んだり、仕事への影響もありますから、やって損はありません。
立ち上がるときに疲れる、立っているだけで疲れる、歩くと疲れる、立ちながら仕事をしていると疲れる、などのお悩みの方は 是非【立つ】ことをして自己改善を目指してみてください。
【疲れづらい身体】を手に入れることが可能で、【疲れを取りやすい身体】へと変わっていきます。
やれる時間を延ばすことが可能だったり、呼吸を深くしていったり、なにかを意識したり・・・などなど、慣れてくると更に追加できる余力ができてきます。そして数年後には強力な自己改善法に育っていると思われます。
【立つ】だけでとんでもない作業や情報交換が身体の内部で密に行われますが、そのコントロールをしていくわけです。スポーツや武道や仕事をするというのはそれらがコントロールできた先といった具合です。
基礎中の基礎である【立つ】のコントロールができていくといろいろな改善につながります。
他の3つはハードルが上がりますが追々、記事にします。
最後までご覧頂ありがとうございました。
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