局所と全体

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今回は局所と全体について。

芸術哲学や宗教などでも耳することがある言葉です。
その他、【マクロとミクロ】【フラクタル構造】【上の如く、下も然り】などという表現があります。

 

【木を見て森を見ず】【本末転倒】といった言葉なんかも近いものがあります。

これは体の中にも似て取れるように存在します。

頭は足を表し、足は頭を表す。
どういうこと?となる方も多いかもしれません。

よく「字にはその人の性格が出る」とか「部屋の中はその人の頭の中を表す」などはよく耳にする方はいらっしゃるかと思います。

それはその人の生きたきた証であり結果です。

【その使い方をしてきたから今これができた】

逆に

【あれをしてこなかったから今これができない】

 

という至極当たり前のことです。

【足を鍛錬してきた人にとっては、歩き方が綺麗で靴も綺麗】

【手を鍛錬してきた人にとっては、指先が器用で敏感】

【美を鍛錬してきた人にとっては、妖艶な魅力で、人を惹きつける】

 

といった具合です。

つまるところ、体が変われば生活習慣は変わります。そして生活習慣が変われば体が変わります。これはイコールで結ばれる関係で、変わる時は同時に変わります。

その原動力は【意思】なのですが、変化しきるまでの原動力を持ち続けることがとにかく難しいです。

それはイメージ力や集中力、環境の力も影響してきます。

 

身体を例にした場合・・・
【足が変わる→骨盤が変わる→脊柱が変わる→肩や頭部が変わる→頭の中身が変わる→思考や生活習慣が変わる】

 

ほんの少しの重心の傾きや、骨ひとつの角度、筋肉の硬さ柔らかさで、バランスが変化するので改めてご経験いただきたいです。

頭痛や肩こりは様々な要因から発生した歪みの結果であって、肩や頭には原因そのものがなかったりします。

そのような場合、原因である箇所を処置をするとスーっと肩や頭が楽になったりするんですね。

足や手や内臓からきているケースや、食べ物、睡眠時間からきているケースなど・・・etc

しかし局所である足や手を処置したところで、完全な処置とは行かず、その処置が全体である肩こりや頭痛まで行き届いていない場合あまり意味なしとなります。

そこでお腹や腰を処置するとその影響で肩や頭が楽になったりなど。

ざっくりとした説明なのですが、【局所が変われば全体は変わる】【全体が変われば局所は変わる】という法則めいたものだということをぼんやりと受け取っていただけたらなと思います。

 

人間関係や所属するコミュニティを例にした場合・・・

【人からなにかをもらって喜ぶ→テンションが上がっているので人に優しくできる→優しくした結果で更になにかをもらう→安心感やつながりの認識から身体も楽になる】

【住んでいる土地から出る→気象の違いやあらゆる文化の違いに気づく→住んでいた土地の、前の自分では通用しないと努力する→成長していく】

【転職する→違う技術や仕事観が養われる→成長していく】

 

などなど他者や、周りの環境が変われば自分自身も変化せざるを得ません。

【全体→局所へ】

【局所→全体へ】

 

このようになにかしらの変化ということが起こります。

 

これを応用し身体のポイントポイントに当てはめて改善できるようになれると理想だと思います。

【その環境だからこその自分である】わけです。

 

最後までご覧頂ありがとうございました。

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