今回は四股立ちについて。力士の力強さはまず大地を踏みしめ腰を決めることに始まります。
現代人は足腰が弱りきってしまい、「立つ」力が衰えています。背中や肩が凝る多くの理由はここにあります。
四股立ちを実践することで「立つ」力が養われるので、背中や肩の凝り、不定愁訴の改善につながります。
このような立ち方です。
四股立ちの効用
- 冷え性
- 重心を下げる
- 中心軸の回復
- 内臓の活性化
- 背骨の緊張をとる
- 内臓の緊張をとる
- 肩こり
- 頭痛
- 姿勢の改善
- 脂肪の燃焼
- 丹田の強化
- インナーマッスルの強化
- 精神強化
- 雑念を消す
四股立ちのやり方
- 足先を真横に向ける
- 膝を曲げ、90度にする
- 膝下を固め、ふとももの裏でふんばる
- 下半身が地面とで長方形をつくる
- 背筋を伸ばす
四股立ちの注意点
- 膝と爪先の向きを揃える
- 膝が爪先を越えないこと
- 膝をねじらないこと
- 前や後ろに揺らがないこと
- 膝や股関節が痛むときは行うことを避ける
- 慣れない内は長時間行うことを避ける
四股立ちのコツ
- なるべく膝下で地面を思い切り掴む
- 股関節を緩める
- 腰を内側に入れ込む
- 腹式呼吸をする
- 腹と腰で呼吸をする
- アゴを緩め、引く
- 背筋を伸ばし、天からつるされるようにする
1日5分、集中して取り組みましょう!
慣れない内はふらついたり、普段使えていない弱い部分が明確にあらわれます。 まずは短い時間を集中して取り組むことから行いましょう。
股関節が硬い人や、足腰が弱い人にとっては四股立ちをマネするだけでかなりしんどいはずです。呼吸を整えながらゆっくりとこの姿勢をとることが第一の鍛錬になります。
スクワットを少し改良したような感覚ですね。
四股立ちは、スクワットよりも鍛錬の質がよく、時間効率もいいです。
スクワットの場合、単純に回数を多くやり質が抜けている方が多いように思えます。
四股立ちを長い時間できるようになってきたとき、自然な身体により近づいているはずです。
肩こりが酷い人というのは、足腰が弱いために肩で全身のバランスを補正してしまいます。
自然な身体に近づいているということは、上半身の力みが減っているので、きっと肩こりなどは消えているはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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